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    2017-11-02 15:11:07

    石垣久美子=文 佐渡多真子=写真

    2011年から始まった北京坊プロジェクト 

    北京坊
     天安門広場の南に広がる大柵欄。多くの商店が立ち並び、いつの時代も人々が集うにぎやかな街として栄えてきた。周囲には胡同と呼ばれる細い路地が広がっている。  

      そんな大柵欄に今年オープンした商業施設が「北京坊」だ。

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     北京坊の総敷地面積は約3万平方㍍。大型商業施設の開発と歴史エリアの同居は一見するとちぐはぐに感じるが、それは北京坊に限らず、歴史ある都市が抱える大きなテーマのように思う。  

    歴史的建築物との対比が面白い

     今回、北京坊では周囲の胡同や敷地内に残る歴史的建築物となじむ景観を作るため、高さは4階建て程度と低く、外壁の色合いやデザインも近代的になりすぎないよう工夫されている。いわば胡同と地続きの商業施設だ。もともとあった胡同をそのまま計画に生かしており、建物の間をすり抜けていくのが楽しい。敷地内の広場では近所の人や観光客がのんびりくつろぐ様子が見られる。  

     大柵欄には昔、地方出身者が集まり交流し、土地の文化や情報を発信する「会館」という場所があった。現代に置き替えるとそれはデパートなどの商業施設に似ているかもしれない。物を売るだけではなく、さまざまな人が出会い、楽しみ、学ぶ。そんな商業の在り方がこの場所にはぴったりだと思う。

     

    人民天博克罗地亚国家队赞助商インターネット 2017年11月2日

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